Louise Bourgeois（ルイーズ・ブルジョア） ルイーズ・ブルジョワは、1911年パリ生まれのフランスの彫刻家そして現代美術家で、アーティストとしてのキャリアの大半をニューヨークで過ごしました。最初は数学を学びましたがすぐに芸術の道に転じ、パリ国立高等美術学校に入学、その後ルーヴル学院で教育を受けます。1937年にアメリカ人美術史家ロバート・ゴールドウォーターとの出会い、翌年には結婚を機にニューヨークに移住し、1945年に初の個展を開催しました。 彼女を代表する作品のひとつ、巨大な蜘蛛を象ったブロンズ像ママンは六本木ヒルズなど世界で展示されています。ブルジョワの作品への評価は晩年になってから徐々に高まり、特に次世代の女性アーティストたちに大きな影響を与えました。その作品は深い心理的洞察力に裏打ちされ、愛や失望、エロティシズム、人間関係といった普遍的なテーマを探求し、時にいたずら心や怒り、そして優しさを交えて表現されています。2009年には、その貢献が認められ、ナショナル・ウィメンズ・ホール・オブ・フェーム（アメリカ女性殿堂）にて表彰されました。2010年5月、ニューヨークにて98歳でこの世を去りました。今回、Ｔシャツに採用されている”ne pense a Rien(何も考えないで）"は、彼女のイラスト集の表紙にもなっています。
アニエスベーのアーティストTシャツ> 1994年に、国際的に有名なキューバ人アーティスト、フェリックス・ゴンザレス＝トレスのアドバイスを受けて、アーティストTシャツを始めました。彼はアニエス・トゥルブレに「Nobody owns me (私は誰の所有物でもない)」というシンプルなフレーズが書かれた白いTシャツを作らないかと提案したのです。そのTシャツは、大成功を収めました。以来、アニエスベーは定期的にフランスやそれ以外の国から、有名・無名問わず様々なアーティストにこの表現手段の参加を呼びかけています。彼女はアーティストTシャツについてこう述べています。「それはアート作品であると同時に、共に過ごし、眠り、擦り切れたらより一層愛着が湧くもので、手放したら他の誰かがそれを見つけて手から手に渡るものです。たとえそれ自体にそれほど価値がなくても、特別な意義があるから人は愛着を持つのです。アーティストTシャツは、作品やアイディア、ジョークを表現する素晴らしい媒体であり、自分自身を確認するためものでもあるのです。」
