夏を感じる暑い日が増えてきた今日この頃。
花火大会やお祭りなど、
浴衣でおでかけしたいイベントが
盛りだくさんなシーズンを存分に楽しみたい!
そんなあなたに、ひとりで簡単にできる
浴衣の着付け方をご紹介♪
このマニュアルを見ながら
ぜひチャレンジしてみてくださいね♪
着付けを始める前に、
必要なアイテムが揃っているか確認しましょう。
着付け中すぐに手に取れるよう、
広げておくと便利です。

準備ができたら着付けスタート!
肌着を着た状態で、
メイクは済ませておきましょう。
1. 浴衣を羽織る
浴衣を羽織ったら、両腕を伸ばして左右の袖口を引っ張り、背中の中心の縫い目(=背縫い)を自分の背骨と合わせます。
2. 着丈(裾線)を決める
後ろ側をお尻に添わせながら、襟先から10cmくらいの部分を持ち両側に広げ、後ろの着丈(=裾線)を決めます。
★くるぶしが隠れ、かかとが少し見えるくらいがちょうどいいでしょう。
3. 上前の位置を決める
後ろ側をお尻につけた状態で、右手を広げたまま左手を右の腰の方に動かし、上前(左手で持っている方)の端の部分が右の腰上あたりまで来るように動かします。
4. 下前を合わせる
上前を裾線がずれないように水平に横に開き、一旦外側に戻します。下前(右手で持っている方)を左脇に当て、下前の褄先を裾線から10~15cmほど上げます。
5. 上前を最初に決めた位置に戻す
体に添わせた下前がずれないよう、左ひじを左脇につけ下前を押さえながら、上前を右脇に持っていきます。上前を重ねたら、褄先を裾線から5~10cmほど上げます。下前より上げすぎないのがポイントです。
6. 腰紐を巻き、結ぶ
腰紐を腰骨の少し上にあてたら後ろで交差させ、両手でぎゅっと締めます。そのまま前に回したら、左右どちらかの腰骨のあたりで結びます。結び目は紐に絡ませ、邪魔にならないようにしましょう。
7. おはしょりを整える(後ろ→前の順)
身八つ口(両脇にある隙間の部分)から両手を入れ、後ろ→前の順でトントンと手を落とし、おはしょりを整えてしわを伸ばします。
★おはしょり:着丈を調節するときにたくしあげた、腰のあたりにある部分のこと。
8. 衣紋を抜く
片手で背の縫い目をつまみ、もう片方の手で両衿を持ちます。前後に少しずつ動かし、こぶし1つ分を目安に衣紋を抜きます。
★衣紋:後ろ襟の部分のこと。
9. 両衿の位置を左右で合わせる
両脇の身八つ口から両手を入れ、浴衣の中側から下前、上前の順に衿を引っ張り整えます。
のどのくぼみがちょうど隠れるくらいの位置が良いでしょう。
10. 胸下を腰紐で結ぶ
9で調整した位置がずれないよう注意しながら、腰紐を胸の下をにあてて結びます。
おはしょりにしわができた場合は、この時にしっかり伸ばしましょう。
11. 伊達締めを締める
中央に寄ったしわを左右のバランスを見ながら外側に伸ばしたら、10で結んだ腰紐を覆うように伊達締めを締めます。
12.完成!
伊達締めを締めたら着付けは完成です!














着付けができたら帯を結びましょう!
今回は、基本の「文庫結び」をご紹介。
1. 「手」と「たれ」とは
「手」:帯を結ぶ時に半分に折って使う部分のこと。最終的に結び目の中心にきます。
「たれ」:胴体に巻きつけ、帯の形を作る部分のこと。「手」以外のほとんどの部分がたれとなります。
2. 「手」の長さを決める
左手で手の先を持ち、肩くらいまでの長さ(約50cm)をとったら半分に折ります。
3. 手先を浴衣にとめる
折り目の山が外側にくるようにし、左肩に手先をかけたら、伊達締めと重なる部分でクリップをとめます。
4. 帯を一巻きする
伊達締めの位置で帯を三角に折りながら開いたら、そのまま帯を一周させ胴体に巻き付けます。
5. 帯板を差し込む
帯板がある場合は、このタイミングで帯と帯の間に差し込みましょう。
6. 帯をもう一巻きする
帯の位置が動かないよう手で押さえながらもう一巻きし、ぎゅっと締めます。
7. 手とたれを交差させる
たれを右の胸下に向かって内側に三角に折り上げ、手先を左肩の上から降ろします。
8. 手とたれを結ぶ
折りあげたたれと左肩から降ろした手先を結びます。手先が上にくるように真ん中の位置で結んだあと、結び目を十字にして緩まないようにきつく締めます。
9. 帯を結ぶ
もう一度手先を左肩の上に置いたら、たれ先を肩幅くらいの長さでじゃばらに折り返します。
10. リボンを作る
折ったたれ部分の中心を山折り、外側を谷折りにして手で挟み、リボンの形を作ります。
11. 結び目をまとめる①
左肩から手先を降ろし、リボンの中心にかぶせます。そのまま結び目を巻き込み下から引き上げます。
12. 結び目をまとめる②
もう一回リボンの中心に手先をくぐらせて、しっかりと上に引き上げます。
13. 結び目と浴衣を固定する
引き上げた手先を帯の間に通し、帯の下から引き出します。引き出した手先は折りたたみ、見えないよう帯の中にしまいます。
14. リボンの形を整える
リボンのしわや形を整えたら、リボンの結び目の部分と左側の帯下をそれぞれの手で持ちます。
15. 背中側に回す
帯の結び目が背中の中心にくるように、時計回り(右回し)にゆっくりと回します。
16. 完成!
帯の形やズレなどがないか確認し、全体を整えたら完成!
















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この夏はどんな浴衣が気分?
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